蔵のあゆみ

  1. 1860年(万延元年)


    それまで両替商・庄屋だった先祖が日本酒製造を始めました。

  2. 昭和初期


    「越の井」 の銘柄で 北陸清酒鑑評会において 4年連続最優秀賞 (一等賞)を受賞。
    昭和天皇の御大典の儀の際に、初めて地方選酒として使われる栄誉を受けました。

  3. 1963~
    1966年(昭和38年~41年)


    それまで最高級のお酒だけに「梵」の名前を冠していましたが、昭和38年にお酒の名前をすべて「梵」に統一、昭和41年に国内で正式商標登録されました。
    現在では、日本を含めて世界100以上の国や地域で正式商標登録されています。
    下の写真は、特許庁からの商標登録通知書です。(「梵」の字は十代目吉平直筆)

  4. 1968~
    1971年(昭和43年~46年)


    昭和43年、日本初の市販大吟醸酒を試験的に発売を始めました。

    昭和44年、商品として日本で初の大吟醸酒「梵 超特撰デラックス」の新発売
    720mlで1400円。ちなみに当時の清酒1級1.8Lが当蔵で730円・1級720mlが310円・特級720mlが425円でした。
    下の写真は、当時のPR用チラシです。

  5. 昭和46年、「梵 極秘造大吟醸」の新発売。
    日本で最初の市販熟成酒「梵 三年酒オールド」(純米酒の3年熟成酒)を新発売。
    下の写真は、当時の「梵 三年酒オールド」のラベルです。

  6. 昭和後期


    JRが民営化される際など、世の中の変革や区切りの際の乾杯酒として「梵」が指名されています。
    また国賓の歓迎晩餐会をはじめ、さまざまな国際イベントの乾杯酒として「梵」が指名されています。
    下の写真は、昭和62年にJRが民営化された際の鏡開きの様子です。

  7. 平成


    1998年、カナダ・トロントで開催された国際酒祭りにおいて「梵・氷山(ICE BERG))が第1位グランプリを受賞しました。これを端緒として全米日本酒歓評会やインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)など品評会で次々と賞を獲得、海外で開催された世界的酒類品評会において数多くの最高賞に輝いています。
    下の写真は、1998年第10回国際酒祭り(カナダ・トロント)第1位グランプリ受賞の賞状とトロフィーです。

  8. 2000年7月、ロンドンで開催された国際酒祭りで「梵・吟の翼」が第1位グランプリを受賞、これを記念して同年12月「日本の翼(WING OF JAPAN)」に商標変更しました。
    翌年の8月には日本を含む、世界8ヶ国にて商標登録が完了しました。
    下の写真は、商号変更の際の案内文です。

  9. 現在


    現在では、約100以上の国や地域に「梵」ブランドを正式商標登録しており、民間へは40数ヶ国、在外公館(大使館や領事館)へは70数ヵ国に輸出しています。
    現在海外では、多数の在外公館において数多く「梵」が指名採用され、各国の公式行事晩餐酒として使用されています。