日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2013年11月23日

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11月20〜25日(モスクワ現地時間)
ロシア向けの輸出がようやく始まり、当蔵もモスクワでの地酒試飲会開催のため、モスクワ入り致しました。

今まで複数回に渡りロシア市場へ日本酒を広げるべく活動してまいりましたが、ロシア国内の流通の複雑さと、手続きの煩雑さのため、ほとんど地酒が輸出できていない状態でした。輸出においてロシアは世界一厳しいと言っても過言ではありませんでした。それが今回ようやくチョーヤ様のルートから輸出できるようになりました。

JTB関係コネクションの力をお借りして、モスクワにおいて、日本食週間を開催いたしました。
私も日本酒全般の説明をさせて頂きましたが、皆様本当に熱心で感心致しました。
「今まで味わったことがないうまさだ!」梵を試飲された皆様からの感想でした(左写真)。

翌日は、高級飲食店スタッフの皆様の日本酒勉強会。ここでも若いスタッフは全員日本酒が初めてでしたが、「本当に美味しい!」と絶賛されました。それにしても真剣な皆様の勉強態度には、感動すら覚えました(中央写真)。

最終日に小売大手ショッピングセンターを訪問致しましたが、天井の高さまで陳列されているすごい本数のアルコール飲料の数々に圧倒されました(右写真左)。赤の広場は数年前と変わりませんでしたが、モスクワ市内にはブランドショップが立ち並び、まさに超バブルのような旺盛な消費エネルギーを感じました。

右写真・中央は街角にあった花屋さんです。小さな窓しかなく、この窓から受け渡ししていました。今日は晴れでしたが外気温は2度C。冬本番にはマイナス10度C以下が普通のこの街では、お花が寒さで枯れない工夫だそうです。

ここロシアでは、本当にうまい日本酒はこれまでほとんど提供されてきませんでした。
今回のイベントでの消費者の皆様や提供するお店スタッフの反応を見る限り、ロシアは、これから素晴らしい日本酒市場になると確信致しました。

「スパシーバ ボン!」「ボン ハラショー・ナユムシュニ!(梵 最高!)」帰り際、私に掛けられた、本当に嬉しい言葉でした。

再び訪問することを約束した、感動のロシア出張となりました。