日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2011年10月07日

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10月5日
ようやく、平成23年度の新米による新酒の初搾りの日となりました(左写真)。

心配された福井県産五百万石は大粒でしっかりと心白が入っていて最高。搾られた新酒も素晴らしい香りを持った芳醇旨口に仕上がりました。東日本大震災の影響が心配されましたが、平野杜氏はじめ蔵人全員の努力の結晶です。これから超繁忙期となりますが、蔵内全員の健康を第一にしながら、蔵内の安全と良酒醸造を心から願っています。

県内でもトップの初搾りとあって、ここ数日来、マスコミの皆様はじめ、遠くはフランスのソムリエの方や、取り扱い店様の若ご夫妻など等見学希望が多数あり、特別見学を受け入れました。(*通常は蔵見学は出来ません)皆様から、「セ・シ・ボン!」「素晴らしい出来ですね!」と最大級のお褒めの言葉を頂きました。

10月6日
東京プリンスタワーホテルにおいて、世界体操選手権東京大会の歓迎晩餐会が世界80ヶ国のお客様を招いて、盛大に開催されました。

今回のレセプションにおいて、「梵」が鏡開きと乾杯に使用されました。司会者から英語で、「梵は日本で一番有名で一番旨い日本酒です。」と紹介され、少し恥ずかしいとともに、とても光栄に存じました。
私も、つたない英語でご挨拶とお酒の説明などを致しました(中央写真)。

「梵・夢は正夢」が栓を開けられると、会場から「グレート!」「ワンダフル!」の声が上がり、日本酒のPRが出来たことをとても嬉しく感じました。

このような国際的な大きな会に参加でき、まさに夢のような一夜となりました。