2011年06月24日
6月24日 東日本大震災の影響で大幅に遅れていた、当蔵の新酒蔵の建設がようやく始まりました。
一昨年から計画していた酒蔵建設で、3月9日に入札を行いました。すぐ後に大震災発生となり、いろいろと熟慮した結果、大幅な設計変更をし、ようやく6月24日に建設開始の運びとなりました。
設計変更の大きな点は、まず第一に地域の防災拠点となるほどの頑丈な建設物とすることでした。マグニチュード8、5でも耐えうる設計にする為に、会議を重ねました。 同時に、次代に残るような、本物の日本酒を造り出す酒蔵とすることともに、省エネに特化した新酒蔵となる工夫をしています。 照明はすべてLEDで、太陽光発電も導入して、エネルギーを出来るだけ使わない未来の工場を目指しました。
中央写真のお神酒をやっているのは、先日の大震災で釜石のご実家が被災した、当蔵の製造責任者・杜氏の平野明です。酒蔵の無事な建設とともに、日本の復活をも同時に祈願して、お神酒をまいていました。
悲願であった、新酒蔵建設が、ようやく始まり、蔵内一同ほっとしていると同時に、建設の安全と日本の真の復活を、皆で祈願致しました。
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