2010年08月09日
8月7・8・9日(上海・現地時間) 先月上海の有名な電波塔の前にできた超高級ショッピングモール・IFCにある超・生活「シティースーパー上海店」において、酒フェアーが開催され「梵」が最初の日本酒の酒蔵として招待され、私が1番目の日本酒講師として参加致しました。
シティースーパー上海の店内中央にある立派なキッチンスタジアムにおいて、「梵」と食とのマッチングの会が開催されました。左写真が7日の1日目、中央写真が8日の2日目です。どちらも予約を沢山断るほどの大盛況で、2日目にはお断りしても来られたお客様達が来られ、入りきれないお客様には立ち見で見学頂く程でした。日本酒・梵と食との相性の説明に皆様大変熱心に試飲・試食されていましたが、2日目には、ワインの専門家やマスコミの人なども来られていて、日本酒に対する熟成や適温の飲み方&お酒の品評会について等など、鋭い質問を沢山頂きました。大変嬉しかったのは、1・2日目とも参加された皆様から「梵は最高ですね」「梵がNO、1!」という言葉でした。最初の高級日本酒の講師として指名され、本物の日本酒の旨さを少しでもPRできたことに正直ほっとしていると同時に、上海における日本酒の限りない可能性を確信致しました。 お店のスタッフ全員が本当に驚いていたのですが、2日目夕方頃には、あまりにPRし過ぎて、お店の「梵」のほとんどの商品が在庫含めて完売してしまい、品切れとなってしまったことです。すでにオーダーは頂いているのですが、中国の法律の関係で、商品・酒はすぐ上海に到着しても税関を通ってお店に並ぶのに約2ヶ月掛かるのです。法律の整備を待望しますね・・・。お店のスタッフは、今後どうするか頭を抱えていました。
今回久しぶりの上海でしたが、右写真のように、シティースーパー上海店も入っているような超高級ブランドの巨大ショッピングモールも出来ていますが、右写真中央(9日早朝撮影)のように、上海は近代と、今までの伝統的な街並みが一部に残る魅力的に発展しているパワー溢れる街でした。
ただ現状を見ると、地下鉄やバスに乗った場合など、入る方がわれ先に入ろうと押しかけ、出る人を待つという当たり前の習慣が全く出来ていません。さすがに数年前のように信号を全く守らない人こそ減りましたが、先進国の習慣が根付くにはまだまだ時間がかかるようです。船などを含めた公共交通機関でも、人・人・人が多く、一部が動くと一斉に出口目掛けて動くなど、マンパワーの凄さを実感致しました。
そんな上海で、頑張っておられたのが、私の尊敬する先輩の息子さんで福井県上海事務所に勤務しておられる小渕孝暁(左写真中央の一番左の男性)様でした。もちろん中国語がぺらぺらで、大変精力的に地元・福井のPRをしておられました。今回幸運にもお会いできて、大変お世話になりました。心から感謝申し上げるとともに、益々のご活躍を期待致しております。
上海は人のパワー溢れていて、旺盛な消費意欲を感じましたが、高級日本酒も、PRを間違えずに地道にしっかりとすることで、安定した成長市場になると確信致しました。大変短いPR期間でしたが、上海での本物の日本酒の未来が確信にかわった出張となりました。
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