2009年09月03日
9月2日(ロンドン・現地時間) IWC2009(インターナショナル ワイン チャレンジ2009)の発表会がロンドンの高級ホテルで開催されました。3年前より日本酒部門が新設され、発表会に今年は、世界中から約800名もの参加者がありました。
当蔵は、今年度も出品酒4点・全てが入賞し、表彰されました。私は紋付はかまの純日本式の正装で、表彰式に参列致しました(左・中央写真)。
ワイン・日本酒それぞれの部門での各賞の発表の後、チャンピオンズ サケが発表されました。2009年度の日本酒のチャンピオンは、秋田の佐々木様の「山吹 長期熟成酒1995」でした(右写真・中央)。
当蔵としては1番になれず、とても残念な結果だったのですが、佐々木様の日本酒はもちろん、出席された日本酒の酒蔵のお酒達は、私達蔵元が想像していた以上に審査委員や会場でとても高い評価をされました。
私・当蔵も光栄なことに、地元BBCテレビの取材クルーから単独取材されました(右写真・左)。
演出として、参加された蔵元達がかたずを飲んで見守るなか(右写真・右)での発表は、ワインにしか関心の無かったコンペティションに、遠い東洋にある国・日本で造られた醸造酒・日本酒の素晴らしさをしっかりと宣伝できたのではないかと思います。
参加された蔵元達との会は、表彰式のあと深夜まで続きましたが、日本酒の発展に頑張ってこられた現地の関係者の皆様のご努力には、誠に頭が下がる思いでした。今回はもちろん、長年に渡るご努力に対して心から感謝申し上げます。
ロンドンの夜は、気温15度でとても寒かったのですが、人の情熱で醸した日本酒は、まさに参加者の皆様の心を打ち、感動を生みました。
この確かな手ごたえを、海外はもちろん、日本国内の日本酒の発展に繋げようと誓った夜となりました。
|