日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2009年09月02日

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9月1日
今日から、JALの国際線のビジネスクラス全便に、「梵・純撰180ml」が搭載されて、海外旅行の乗客の皆様に提供されています。現在の成田〜NY線などの優良路線の新ファーストクラスで搭載されている「梵・日本の翼」とともに、ファーストクラスとビジネスクラス両方に同じ酒蔵のお酒が搭載されるのは、初めての事だそうです。誠に光栄に存じます。

今年2月はじめに、JALでブラインドティスティングの会が開催されました。今までの搭載酒を含めてティスティングされた数十種類のお酒のなかで、当蔵の商品がトップクラスの評価を頂きました。当蔵では、一般市場で商品の品不足を起こさないようにしながら、JALに安定供給するために、ビン詰めラインの超高速化はじめ、製造・熟成を含む関連設備等を一新致しました。結果として9月まで待って頂いていたのです。

写真は、9月1日成田発〜ロンドン線のビジネスクラスで提供されている様子です。
一段と洗練されたJAL国際線・ビジネスクラスのお料理とともに、「梵・純撰180ml」のベネティンアンブルーの瓶が鮮やかに映え、透き通るような香りと深い味が、最高のマッチングを見せていました。

前日の台風の影響があったとはいえ、私の乗った成田〜ロンドン線のビジネスクラスは満杯。途中で、「梵・純撰180ml」の商品が無くなってしまう程の人気でした。

新聞などでは厳しい経営環境が伝えられているJALですが、お客様から支持される・言い換えれば、お値打ち感のある国際線としての生き残りを掛けた取り組みです。

当蔵のお酒のお客様からの評判も、まさに上々。
正直、ほっと致しました。

サプライズで、私の乗ったJALのアテンドの女性から、「本日も日本航空をご利用下さいましてありがとうございました。美味しいお酒を有難う御座います!乗務員一同」と、書かれた手書きの御礼はがきを、ロンドン・ヒースロー空港に着く寸前に頂きました。梵の酒瓶を持った私の似顔絵も描いてあり、JALの飛行機の切り抜きも貼ってある、心温まる創作はがきでした。
(乗務員の方のお名前等が記してあるので、写真は掲載致しませんでした・・・。)

今まで数多く海外出張していますが、年甲斐も無く感激致しました。

これからも皆様に、心から旨いと言って頂けるよう、真摯に頑張ってまいりたいと存じます!