日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2007年06月22日

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6月21日 台湾1日目
左写真は、「梵・特撰純米大吟醸」が、成田空港内にあるDFSショップ(免税店)で販売されている模様です。写真を撮っていると、売り場担当のお姉さんが怪訝な顔で近寄ってきました。蔵元とわかって、笑顔でご挨拶。「梵は、とてもよく売れています。」と話されていました。皆様にはお世話になっています。

21日台北入り。さっそく、酒売り場・各地を視察致しました。来月から本格的に当蔵の商品が並ぶ、台北のシティースーパージャパン様は、日本酒がきっちりと冷蔵管理されていて、同時に、商品の製造年月の管理をしっかりとやっておられました。6ヶ月以内の商品ばかりの理由をお聞きしたら、日本酒は、製造月から数ヶ月経つと、必ず特売を掛けてでも売り切ってしまうそうです。調度、6月末までの在庫一掃の10%オフ(9折)の販売を行っていました(中央写真)。売れない商品は、当然、次回からの注文減となり、自然と淘汰されます。常に新しい商品のみを販売するという方針の徹底に感心致しました。商品の管理の徹底がお客様に支持され、売り上げ増に繋がっているようでした。

ライバル店も視察致しましたが、他はどこも、驚いたことに2〜3年前製造年月の商品が平然と棚に並んでいて、中には、黄色に変色している商品などもありました・・・。
すごく大きい三○さんも、○○さんも、他はすべて×の現状を視察して、日本酒市場の健全な発展には、売り場の教育・指導が必要だと痛感致しました。

右写真は、台湾のビール市場の占有率・なんと80%以上!で売り上げトップの台湾ビールのラベルです。製造年が96年となっていたのに驚くと、現地スタッフから「台湾が1911年に建国して96年と言う意味ですよ。」とのことでした。日本でいう「平成○年」ですね。知りませんでした・・・。