日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2005年11月07日

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11月7日
今年も天国の時期がやってきました。越前がに解禁日です。11月6日に、かに漁船が出航するので、本日(の市場)が、実質的に越前がにの解禁日でした。越前がにには、ブランドを証明する黄色のタグ(左の写真)が付けられています。今日は、雄のずわいがにではなく、私が待ちに待った、漁獲時期が来年1月中旬までと、超限定されている、雌がにの背子(せいこ)かにを堪能致しました。甲羅を開けると、真っ赤なコがぎっしり(中央写真)で、思わずウフフ・・・と顔がほころんでしまいました。梵・特醸酒を錫(すず)のちろりで熱燗にして、かにの甲羅を盃にして、ぐいっと一杯。凝縮された純米酒の旨さと、かにの旨さが重なり合って、う〜ん、美味!脳髄を刺激するような、官能的で、まさに至福の味でした。右の写真は、思わず頭を振りまわすほど旨く(髪の毛が乱れています・・・)天国に行ってしまった私を、妻が撮影したものです。私は、楽園に居るような気分になってしまい、目元もしわしわ・お顔も天国にいってしまったようです。やっぱり、越前がには最高です。幸せで〜す!越前がにと、完全無添加の純米酒・梵の熱燗、まさに、旨さの王道ですネ。