日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2005年07月25日

大きい画像 大きい画像 大きい画像


久しぶりの蔵元日記です。この一ヶ月間いろいろな所を訪問致しましたが、全て、相手先にプライバシーの問題があり、大変大変残念ながら日記に書くことが出来ませんでした。ただ一言、日本という国は、自然豊かな、安全で素晴らしい国です。
7月24日
本日はトイレ掃除で心を磨く「掃除に学ぶ会」の実習に参加致しました。何やそれ?と思われるかもしれませんが、イエローハットの創業者・鍵山秀三郎様が起こした、トイレ掃除を通して、心を磨くことや、謙虚になること、感動する心を育むことなどを目的としている会です。私は初めて公衆トイレの便器に顔を突っ込み、素手で掃除をさせて頂きました。心は磨けないので、形あるものを磨くという行動が、こんなにも自分をすがすがしくさせてくれるとは、まさに驚きでした。中央の写真は、「福井掃除に学ぶ会」の代表・松木延倫様への感謝の握手です。私の誇りとする郷土の先輩です。公衆トイレの中なので、まさに臭い仲ですね。
7月25日
伊勢の太神楽のお祓いの獅子舞を当蔵の酒蔵の中で舞ってもらいました。外はゆうに30度は越えていましたが、蔵内は数度。太神楽の皆様には「天国みたい」と喜んで頂けました。当蔵のスタッフ全員が、お神楽に頭を噛んでもらい、無病息災を祈願致しました。(獅子頭に頭をくわえてもらうと、夏ばて・病気にならず、頭も良くなるといわれています。)蔵内には「めざせ感動の酒造り!」の看板が蔵内の人向けに掲げてありますが、当主として、まず蔵内全員の健康を心から願わずにはいられませんでした。