日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2005年02月12日

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2月11日
もうすぐバレンタインデーです。本日、当蔵の日本酒を入れたチョコレートボンボンが誕生しました。武生市にある、県内では知る人ぞ知るチョコレート専門店として超有名店の、シュトラウス キンシンドーさんとのコラボレーションで誕生しました。今、一般市場にある、当蔵以外の日本酒ボンボンは、ほとんどが、日本酒を熱くして大量の砂糖を混ぜて、それをチョコレートの中に入れ、その後、冷蔵庫の中に入れて冷やして内側に砂糖の膜を作るようにコーテイングをして、日本酒を封じ込めたものがほとんどです。それは、食べた時にはガリっとして食感も悪く、日本酒とのマッチングも今一つで、おせじにも旨いとは言い難いものがほとんどでした。旨い日本酒ボンボンを作ろう!と、最高級のチョコレートを使って、チョコレートだけで日本酒を封じ込めたものです。当蔵の日本酒ボンボンは、ビター(スイート)チョコには極秘造大吟醸が、ミルクチョコレートには艶が入っていて、さりげなく、でもはっきりと純米大吟醸の旨さが感じられる、抜群に旨〜い日本酒ボンボンに仕上がっていますヨ。さすが、キンシンドーさんですね。ちなみに、黒の素敵なスリム箱に入っていて、リボンも可愛くおしゃれで、5個入り950円(税別)です。あまりに美味しいので、この時期だけではもったいないので、年中の定番にしようと話し合っています。
2月11日
トロントをはじめとして海外でも活躍している有名ピアニストで、3月からコスタリカ交響楽団でもソリストとして演奏することが決定している高木裕美様ご夫妻と、元日銀金沢支店長・八木様ご夫妻が当蔵にお越し頂きました。せっかくだからと、当蔵で即席のピアノ演奏会となりました。この後会食した福寿(名割烹)さんの娘さんも急遽よんで私の母も同席しての演奏会でした。皆様、世界的な演奏にうっとりとなっていました。本当に心が洗われるように素晴らしく、この蔵元日記をご覧の皆様にもお聴かせしたかった!本当に少人数ではとてももったいなかったですね・・・ちなみに高木様が当蔵にお越し頂いた目的は「コスタリカに「梵」を是非持って行きたいから、どうしたら持って行けるのと?」という相談にお越し頂いたものでした。そして今年9月には日本とコスタリカとの国交70周年記念を祝って、名古屋の愛・地球博でのコスタリカ交響楽団の演奏会が決定しているので、そこでも是非、「梵」をと指名されました。誠に光栄な話で、ますますしっかりと日本酒造りに頑張らなければと存じます。