日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2004年08月31日

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8月27日
フルネットの中野社長とジョン・ゴントナーさんと私とで、石川県・小松市にある「松井秀喜野球の館」に見学に行ってきました。私は数回目ですが、訪れる度に輝く経歴が増えていて、日本の野球のヒーローから、世界のスター松井選手へと夢が広がっています。松井選手は小さい頃、お父さんから、「努力できることが才能だ」と言われたそうです。特別の時だけではなく、普段から全力を出し切る姿勢こそ、成功の基礎だと考えます。”日本酒を世界中の食卓・レストランに”当蔵も夢に向かって全力で努力致します!
8月30日
日経新聞にJAL(日本航空)グループが欧米からの観光客誘致の目玉として、来春をめどに日本の酒蔵を巡るパッケージツアーを欧米で売り出し、加えて、鮮度が重視される高級品の日本酒の輸出を希望する蔵元を開拓し、航空便を使った輸出業務をはじめるという記事が載っていました。確かに、日本酒の輸出量は03年は前年比10.2%増の8270キロリットル・輸出額は同21%増の3380万ドルと好調で、特に純米吟醸酒など高級品の人気が高まっています。世界中の食卓・レストランに日本産の日本酒が並ぶ日も近いと確信致しました。ふりかえって、日本の食卓・レストランをみると、必ずしも日本酒は酒類の主役ではありません。日本人が誇れる日本酒を、日本文化の継承と発展とともに広げる努力は、酒蔵の責任だと考えます。日本人が世界にむけて声を大きくして「日本酒が大好きです!」と言えるよう頑張ります。