日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2004年08月01日

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7月18日の福井豪雨発生以来、13日たち、鯖江・福井市内で、ようやく復旧のめどが立ってきた31日も、美山町へ行き、ボランテイアに参加致しました。しかしながら、美山町の一部では、いまだに自宅の土砂の取り除きが進んでおらず相変わらず避難所暮らしの人々が大勢いるのも事実です。掲載した写真は、美山町蔵作地区の民家です。裏山から土石流を受け、7月31日現在、まだ、一階奥の欄間近くまで土砂で埋まり、玄関では半分の高さまで埋まっています。被災のすごさに声もありません…。一方では仮設住宅の建設が始まりました。鯖江地区では、漆器産地などの風評被害が深刻です。お客様が産地は壊滅したと思って、漆器の注文を他の産地へ変更しているのです。業務用漆器の産地として死活問題です。ここで声を大にして言います。ほとんどの漆器業者は健在です。他の産業も同じです。