日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
日々の蔵元の感じたことや酒造りのことなどをご覧下さい
2004年07月19日

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 7月18日未明からの福井豪雨は、新潟の豪雨に続く、すさまじいものでした。福井県・越前は知る人ぞ知るこしひかり発祥の地のお米の産地・新潟も米ところで有名、そして、両地とも豊潤な水の恵みに恵まれた、日本酒の銘醸地という共通点を持っています。
 福井豪雨は自然の猛威を見せ付けましたが、当蔵のある地域には当蔵の先々先代のご先祖様(貴族院議員)が水害を防ぐ為に数万坪を国に提出して作った人口川(浅水川)があり、さらに、最近拡幅していて(*これは国が行なっています)被害は奇跡的に、ありませんでした。まさに、地域の古老の皆様からご先祖様の偉業が称えられました。
 しかしながら、お米の契約栽培農家の皆様をはじめ、お取引先様・従業員宅など等、各地で甚大な被害があり、本日、蔵元夫妻が被災各地(特に美山町は本当に悲惨でした・・)を視察・援助に行ってまいりました。被害は想像をはるかにしのぐ悲惨なものでしたが、救いは皆様がとても元気だったことです。明日からの復興・援助に頑張ります。
 23日のジャズセッションも、”頑張れ福井!”チャリテイーコンサートとなりそうですネ