2004年07月15日
6月17日〜25日 蔵元が、アメリカ西海岸・カリフオルニア地区の、今 話題の日本食料理店・多国籍料理店をつぶさに現地取材してきました。アメリカはサマータイム(1時間早い)の時期で、午後9時頃まで明るく、サンサンと太陽の日差しが輝く時間に、店内で寿司を食べながら、日本酒の熱燗を若いカップルが美味しそうに飲んでいる風景は、日本酒の飲み方に固定観念のある私達には、とても新鮮に映り、アメリカの、個人の好みに合った、いろいろな飲み方こそ、まさに、自分に○だと感じました。そして、ここに報告すべきは、飛躍的に、日本食のレベルが、各店とも上がっていることです。東京のど真ん中でも繁盛しそうな、炉辺焼き屋さんや居酒屋も多くでき、一方、わけのわからない無国籍料理店などが大賑わいでした。日本酒も、日本産の日本酒が適正な価格(6〜10ドル・グラス1杯)で提案されていて、アメリカ産の日本酒より、ずっと評価が高いようでした。アメリカでの日本酒の歴史が浅い分、流通を含めて、お店も忠実に管理・提案していて、日本国内の流通関係者に見せたいくらいでした。価格も、小売価格の1.5倍〜2倍までで、いいものを、きちっと管理して、最高の状態でお客様に提案する。これが、今、アメリカで日本産の日本酒が人気がある原点でした。最後に、各お店では、私達以外は、ほとんどが外国人だったこと、そして、その人達が本当に美味しそうに日本酒を飲んでいたことをご報告致します。
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