日本酒「梵」 福井県鯖江市の幻の酒
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日本の酒文化「梵」蔵元日記帳
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2005年08月30日

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8月29日
本日は大変残念な報告をさせて頂きます。帝国ホテル料理顧問 村上信夫様の帝国ホテルでの「お別れの会」に参加して、献花をさせて頂いて最後のお別れをしてまいりました。さる8月2日突然の心筋梗塞で急逝され、5日にマスコミ発表、関係の皆様は大変驚き、落胆致しました。6日はごく限られた近親者の方々のみでのお葬式でしたので、本日最後のお別れに上京致しました。村上信夫様は生前、当蔵を何度も訪問され、当蔵の日本酒の愛飲者であり、大ファンであることを公言されていました。豪快で頑固な性格のなかに、他人に対してやさしい心使いをされる方でした。全てを受け入れる大変前向きな姿勢とともに、私と当蔵に対して、酒蔵の指針を示して頂いた、大恩人です。「新しい味に挑戦をすることも大事だが、愛され続けるために、基本を徹底的に熟知することが先決だ!」約十数年前、私が、当蔵を純米酒蔵に戻そうと決意した言葉です。千数百年間、日本ではお米だけで日本酒を造って来たという基本を思い出させてくれた言葉でした。

4月の帝国ホテルの「春秋の宴」の日にお会いしたのが最後となってしまいましたが、その折も、秘書の浅野様から、村上様がいつも「梵は本当に旨いんだよ。」と言っておられるとお聞きして、誠に有難く光栄に存じておりました。

今でもなつかしく思い出すのは、2002年11月1日に、私のワガママを快諾されて、福井の酒の会にお越しいただき、ご講演。同日帝国ホテルでは松井秀喜選手がメジャーリーグに挑戦するという決意の記者会見を開催していて、村上様が是非激励したいと言われ、翌11月2日に村上様を石川県の「松井秀喜野球の館」にお連れしたことです。ご両親への伝言として「日本一の孝行息子!」と色紙に書かれたことを昨日のように思い出します。村上様は、若くしてフランスのリッツカールトンホテルに武者修行に行かれたご自分をダブらせておられているみたいでした。ご両親の不安を激励することで力になりたいとの行動でした。残念ながら記者会見の翌日で忙しくて、松井選手のご両親とはお会いできませんでしたが、その後の松井選手の活躍は、まさに帝国ホテルでの記者会見からはじまったのです。ご両親に村上様の真意を話すことができなっかたのが、私の心残りです・・・

今回のお別れの会開催にあたり、帝国ホテルでは感謝の料理をご用意されて、国内外からの著名人を含む、数千人に及ぶ弔問の皆様をご接待されました。会場では、村上様のご活躍の人生がパネルで紹介されていて、全力で、ご自分の人生とともに日本のフランス料理の発展を切り開いてこられた軌跡が輝いていました。あらためて、波乱に富んだ、努力の軌跡に心から敬意を表します。会場には、生前のビデオとともに、村上様の氷像が皆様を暖かく見守っていて、ムッシュの人柄がしのばれる演出でした。

この場をお借りして、お別れの会のご案内を頂いた、安部様と現在の帝国ホテル料理長・田中健一郎様、そして、梵・超吟をご家族にお届け頂いた秘書の浅野様に対して、心から御礼申し上げます。有難う御座いました。

村上信夫様の素晴らしい人生に献杯!!



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